2012/05/22

第378回 三尾隆志のひとり言

日本航空の再生過程で、次々と驚くべき事実が明らかになっています。
とくに目を引いたのが、路線別の採算が一カ月後でなければ算出されていなかった
という点です。
 
まさか、日本航空ほどの会社のだから、損をするはずがない、仮に不採算の路線
があったとしても、全体で利益が出るはであろうから、大経営者はちまちました
ことに首を突っ込む必要などないんだなんて思っていたのかと勘繰りたくなります。

問題は細部に潜むといいますが、日本航空や電力会社のような国策会社の経営者は
細部に潜む問題点に足をすくわれたということでしょう。

日本航空については、路線別の採算が、翌日には判るまでになったと聞きますが
そんな細かなことの積み重ねが利益を生むための基本となるということです。

仲間内で仕事を融通しあったり、現実を見ず今を乗り切ろうと思っても、そうは
問屋が卸してはくれません。
経営者は組織の頂点に上り詰めたのではなく、顧客と向かい合う社員の後方支援の
指揮をとる役割を演じるように、利害関係者から仰せつかったはずです。

秀才だけど馬鹿、馬鹿だけど秀才。
今の時代生き残るのはどうも後者のような気がします。
361回~390回
2012/05/14

第377回 三尾隆志のひとり言

ギリシャの債務問題が混迷しています。
EUに留まり各国から支援を受ける代わりに、年金の30%削減、消費税のアップ、
公務員の大幅削減を要求されていますが、国民からすると我慢ならんということで
しょうか。

そもそも、財政基盤も外貨を稼ぎだす力も弱いのにも関わらず、政治が国民にいい顔を
し続けてきたツケが一気に噴き出したのです。

そして、いかに稼ぐかの議論はそっちのけで、行政サービスに対する不満を言い続ける
というのは、支援をする側にしても納得のいく話ではありません。

ギリシャがEUに加入しておらず、ユーロではなく自国の通貨ドラクマが復活できると、
ギリシャの通貨はユーロに関わりなく、大幅な切り下げが可能となり、借金の棒引きも
現実味を帯びてきます。

ギリシャの国民にとっては、借金のために緊縮財政を強要されるより、身軽になって
出直そうというのは判らないでもありません。

翻って、我が国は途方もない借金を抱えながらも、莫大な貯蓄と稼ぐ力があるために、
今まで事業仕分けのようなお遊びができましたが、決して政治が優れているわけでは
なさそうです。

私たちは宣言します!
「借金は必ず返します!」「儲けられるように新しいアイデアを出し続けます!」
そして「人口が増える国にします!」このようなことに政治生命をかけてください。
お願いします。
361回~390回
2012/05/07

第376回 三尾隆志のひとり言

地震、集中豪雨、地滑りときて今度は竜巻!
私たちはとんでもない国土に住んでいるのです。
このような自然環境は、私たち日本人の文化や生活習慣、思考方法に少なからず
影響を与えていることは間違いありません。

私たちのご先祖様は、このような日本の自然と共生するために、自然の前には
非力な人間同士が力を合わせて生きる道を選択するしか方法はなかったでしょう。

そして、力を合わせて被害が最小になるように、仮に甚大な被害に遭っても皆で
協力しながら生活を立て直すというのが、私たち日本人の基本的な生き方である
ことは間違いがありません。

ところで、私たちは自然による損害を受けることはあっても、海外からの侵略
(見方はいろいろあるでしょうが。)による損害で、思考法まで変化したという
ことはなさそうです。

それがよいか悪いかはさておいて、思考法が内向きになっていることだけは間違い
のないところです。
海外で航空機事故があった場合やメジャーリーグなどで、日本人についての報道が
されることが多々ありますが、日本人だから大変であるとか、素晴らしい活躍である
というのはさして重要なことではないでしょう。

日本人が、自然災害と共生し続けなければならないとしても、それは国内だけの
ことであって、世界の中の日本ということを考えれば、いつまでも助け合いの精神
だけでは通用しないことになりそうです。

誰かが助けてくれるのを待たずして、自らの生活をどう切り開くか。
いま、日本人が思考法の転換を求められているのではないでしょうか。
まず自分自身の自立から再スタートです。
 
361回~390回
2012/04/24

第375回 三尾隆志のひとり言

地境の紛争は、時として近隣との関係を修復不可能にまで進むことがあります。
不動産の売買をした時の経緯がわからないために、隣地との境涯が曖昧で
お互いに譲らないようなケースです。
 
隣近所との話であれば、誰かが仲裁に入って解決することも可能なのでしょうが
それが国際間の問題となると、互いのメンツでより複雑な問題に発展することに
なります。

沖縄近くの小さな島を巡って、大変なことになっていますが、ひとつ言えることは
問題を複雑にすればするほど、後始末をすることができなくなるということです。

政治の世界のことであれ、庶民レベルの問題であれ、問題を終結させる智恵が
必要です。とことん先鋭化してハッピーになることは少ないとうのが世の常です。

どこかで妥協する、問題に立ち入らない、つまり、解決が困難な問題に対して
それを解決する智恵がないにもかかわらず立ち入らないということも必要です。
結論を出すことが全てではなく、結論を出すべく前進し続けることが重要という
ことではないでしょうか。

つまり政治をするということです。
361回~390回
2012/04/16

第374回 三尾隆志のひとり言

会社が発展するにはお客様の存在が欠かせません。
いくらいい商品やサービスを持っていたとしても、それを買ってくれるお客様が
いなければ宝の持ち腐れです。
自信のある商品を、お客様に如何に届けるか、経営者にとって永遠の課題です。
 
ものを作れば売れる時代も過去の話、同業者が数多く同一の案件にひしめいている
状況で、お客様に白羽の矢を立ててもらうには、黙っていては何事も前に進みません。
そこで、商品やサービスを売るための工夫が必要になります。

ところが、商品づくりや技術向上に熱心な人は多くても、肝心要のお客様に接触する
ことが不得手な人が中小企業には多いのも現実です。
お客様が、いつか自分達の作った商品やサービスに気付いてくれて、電話かFAX、
メールで注文してくれるのではという幻想を持つ人のなんと多いことでしょう。

営業にはいくつのランクがあります。
言葉は悪いのですが、最低なのが「乞食営業」。
自ら動かず、仕事を「頂戴」としか言わない営業です。
お客様は彼らから購入義務はありませんから、ほとんどが捨て置かれます。

次が御用聞き営業です。
「近所まで来ました」、「何かご用は」。
あんたは何がしたいんだ、いい話があればまたおいで。
営業マンとしたら結構ストレスが溜まりそうです。
このあたりの営業スタイルが、一般の人にとって営業職はいやだというイメージが
付きまとっているのではないでしょうか。
 
競争の激しい業界にあって、お客様が営業マンに会ってみようかと思う瞬間は、
お客様が儲けられる話を持ってくるかどうかで決まりそうです。
何のメリットもない話より、コスト削減や増収の話に繋がる話を持ってくる
営業マンには、お客様は時間を割いてでも会うものです。
 
営業に限らず、人に何かをしてもらいたければ、その人にプラスになることが
何かを考えれば、おのずと物事は進み出すものなのです。
361回~390回
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